【市塚和枝通信員】子どもが生まれるのはどこの国でも喜ばしいこと。イタリア南部では特に喜び方が半端なく、親戚もさることながら、街の人たちがこぞって赤ちゃんを見に来る習慣がある。

 伊良波千明さん、ステファノさん夫妻の第1子、幸奈(ゆな)ちゃんは2017年11月に千明さんの実家があるうるま市で生まれ、生後3カ月でイタリアへ戻った。ミラノから500キロ離れた父親の古里、南イタリアのヴィテルボへお披露目の旅に出掛けた際、街の多くの人々が幸奈ちゃんを日参したという。

 イタリアでは子どもが生まれると、貴金属をプレゼントする習慣があるが、これは「無事を願う」「幸せを祈る」という宗教的な教えからきている。そのほか、コットンやリネンでの手作りの靴、肌着、刺しゅうを施したベッドカバーなども贈られる。

 昨年、ミラノ郊外であったミラノ沖縄県人会の集まりでも、幸奈ちゃんがデビューを果たした。総勢17人が出席。幸奈ちゃんが日本とイタリアの文化に支えられてすくすくと育つことを願って、イタリアワイン・スプマンテ(スパークリングワイン)で乾杯し、和気あいあいと過ごした。

 また、お祝いの引き出物として、名前と生年月日の書かれた伝統的なお菓子コンフェッティが配られた。

(写図説明)県人会でのお披露目では幸奈ちゃんを囲んで記念撮影した