先▲八段 稲葉陽 (30歳)  △五段 黒沢怜生(26歳) 強手、△5七桂  黒沢は終盤で力を発揮する振り飛車党である。受けよりも攻めが強いし、激しい攻め合いを恐れない。現代の将棋に合った棋風だといえる。  黒沢が打った△4八歩(図)を見て、稲葉が頭を抱えた。「うーん」とうなる。