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  • 2017年度の那覇空港の着陸回数が、国際線増で過去最高の8万3214回
  • 第2滑走路完成で混雑緩和に期待も、離着陸回数は現在の1・1倍か
  • 那覇空港事務所は「運航スケジュールの見直しも必要」と説明した

 民間の旅客機や貨物機、自衛隊戦闘機など2017年度に那覇空港を利用した航空機の着陸回数が過去最高の8万3214回だったことが15日までに分かった。格安航空会社(LCC)の新規就航などを背景に国際線の着陸回数が増加。一方で、国内線は路線の見直しなどを理由に減少し、前年度比25回(0・03%)増となった。過去最多の着陸回数を更新するも、滑走路の過密な利用状況が運用に影響を及ぼすと懸念する声もあり、第2滑走路の運用開始が期待される。(政経部・仲本大地)

(資料写真)那覇空港

那覇空港の着陸回数の推移

(資料写真)那覇空港 那覇空港の着陸回数の推移

LCCなど国際線が増加

 内訳は国際線が10・8%(1157回)増の1万1889回。国内線は1・6%(1132回)減の7万1325回だった。国際線はシンガポールや韓国の大邱(テグ)などを結ぶLCCの新規就航や増便などを背景に増加した。

 一方で、国内線は貨物路線で減便となったことなどが影響した。

 着陸回数は羽田空港22万6千回、成田空港12万7千回、関西空港9万4千回、福岡空港8万9千回に次いで5位の実績となった。

空港運用に悪影響も

 国土交通省航空局によると、那覇空港で安定的に運用できる離着陸回数は年間13万5千回(1日あたり約370回)となっているが、17年度の那覇空港の離着陸回数は約16万6千回と大きく上回った。担当者は「過密な状態で、遅延が発生すると空港自体の運用に影響を及ぼす可能性がある」と指摘した。

 国は、現在建設中の第2滑走路が供用開始した場合、離着陸回数は18万5千回と見積もっているが、現在の離着陸回数の1・1倍にとどまる見込みだ。

第2滑走路で緩和を

 大阪航空局那覇空港事務所によると、18年度の着陸回数は、国内外の航空路線の新規就航や路線拡充などを背景に前年度を上回る見通しだ。

 担当者は「過密な離着陸が原因で遅延が生じているが、第2滑走路の運用開始で緩和されることを期待したい。また、朝夕の便数の少ない時間帯にも離着陸を分散させるなど運航スケジュールの見直しも混雑解消には必要だ」と話した。