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元山さんのハンストに共感、県内外から応援続々 辺野古投票実現へ署名も

2019年1月17日 07:23
 

 沖縄県民投票に不参加姿勢の5市に投票参加を訴えようと宜野湾市役所前でハンガーストライキをしている「『辺野古』県民投票の会」代表の元山仁士郎さん(27)の活動を知り、16日には県内各地から次々と市役所前を訪れる人の姿があった。各市長に投票実施を求める請願書への署名など「自分にできることをしよう」と突き動かされている。

署名しに来た人に対応する元山仁士郎さん=16日、宜野湾市

 15日午前から始まったハンスト。元山さんは市役所前で夜を明かし、16日も水だけを取って過ごした。訪れた人から体を気遣われても「まだまだ大丈夫です」と返した。若者らが駆け付けて、署名活動を手伝うなどした。

 那覇市の女性(38)は5歳の娘と一緒に訪れた。前夜、LINEで元山さんのハンストのニュースを見て話すと娘が言った。「何でご飯食べないの?」「会いたい。応援するー」。娘の言葉に後押しされて足を運んだ。

 女性は宜野湾市出身で米軍普天間飛行場は身近だった。基地の存在には「仕方がない」と思っていた。だが、辺野古の埋め立ては必要なのかな、と疑問も湧く。たまたま家族と辺野古の近くの海を通ったときに娘が言った。「海がきらきら光ってる」。他の海を見たときには聞いたことがない言葉だった。

 県民投票に反対の気持ちも分かるが、それなら棄権や白票という手がある。「意思表示をしたい人の気持ちはどこに行ったらいいのかな」

 脳性まひで車いす生活をしている宜野湾市の木村浩子さん(81)も小雨の中、かっぱを着て、ヘルパーの女性に車いすを押されて訪問した。「彼がやってくれていることを知って、うれしい。私は何もできないけど、県民投票はさせないといけないという気持ち」

 沖縄市の謝花聡恵さん(30)は、仕事帰りに署名のために宜野湾市役所前に立ち寄った。元山さんの活動に「同じ世代が声を上げてがんばっている。みんなで応援していかないと変わらない」と語った。

 元山さんは「ワジワジーしてる人が多いということを実感できて勇気をもらえる。(5市は)もう一度考え直してほしい」と話した。ハンストは5市が姿勢を変えるまで続けるつもりだ。

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