「書かないと壁は動かない。あがきながら出口を目指した」とデビューからの10年余りを振り返る。書きあぐね、投げやりになった時期もあったが、7年がかりで仕上げ直木賞を射止めた。(26面参照) 受賞作「宝島」は、米軍基地から物資を盗む「戦果アギヤー」(戦果を上げる者)と呼ばれた沖縄の若者たちを描く。