政府は17日の式典委員会で、2月24日に東京・隼町の国立劇場で開催する天皇陛下在位30年記念式典の詳細を決めた。福島県の内堀雅雄知事が国民代表として感謝の言葉を述べるほか、天皇陛下が作った琉歌に皇后さまが曲をつけた「歌声の響」を沖縄県出身の歌手三浦大知さんが披露する。式典参列者は約1700人を見込む。

三浦大知さん


愛楽園が題材 「全身全霊で歌う」

 2006年6月に両陛下がシンガポールなどを訪問した際、首席随員として同行した川口順子元外相も国民代表としてあいさつ。俳優の波乃久里子さんが両陛下の歌を朗読する。

 「歌声の響」は皇太子だった1975年、名護市屋我地の国立ハンセン病療養所「沖縄愛楽園」を訪問したとき、入所者たちが合唱した「だんじゅかりゆし」にちなみ詠まれた歌で、後に皇后さまが旋律をつけたという。琉歌は「だんじよかれよしの歌声の響 見送る笑顔目にど残る」などとなっている。

 三浦大知さんは「両陛下の想(おも)いから生まれたとても大切な一曲を歌わせていただける事、本当に光栄です。在位30年のお祝いの心と感謝をもって、この楽曲に込められた素晴らしさやメッセージが、聴いてくださった皆さまに届くよう全身全霊で歌わせていただきます」とコメントを発表した。