野村ホールディングスと米国系投資ファンドのカーライル・グループが、オリオンビール(沖縄県浦添市、與那嶺清社長)の買収を検討していることが18日までに分かった。オリオンビールは野村とカーライルの傘下に入り、海外展開などの経営強化を目指す。

オリオンビール

オリオンビール本社=18日午前、浦添市

オリオンビール オリオンビール本社=18日午前、浦添市

 株式公開買い付け(TOB)も含めた売却方法を検討している。売却額は数百億円規模になる可能性もある。

 オリオンビールの嘉手苅義男会長は沖縄タイムス社の取材に対し、「検討してはいるが、具体的な内容は未定」と応えた。株式売約の時期や、規模などについても「まだ何も決まっていない」とした。

 オリオンビールは1957年に創業。ビール類販売の県内シェアはトップで、全国では約1%。2002年にはアサヒビールと包括的業務提携を結び、県外出荷などで協力している。アサヒビールは、オリオンビールの株式10%を保有する筆頭株主。

 オリオンビールは、ビール類の国内市場が縮小傾向にある中、近年は海外出荷に力を入れており、台湾や米国、韓国、香港、中国、オーストラリアなど15カ国・地域に輸出している。

 2017年度の売上高は前年度比1・3%増の262億円、経常利益3・6%減の32億円、純利益12・9%減の23億円。資本金は3億6千万円。