「夜汐(よしお)」は東山彰良にとって初の歴史時代小説だ。文久3(1863)年、品川の賭場が襲われる場面で物語の幕は開く。 襲撃を手引きした蓮八は西へ向かうが、やくざの親分に雇われた伝説の殺し屋・夜汐があとを追う。将軍から天皇へ、剣から鉄砲へ、大きな力を持つものが移ろうとしていた幕末。