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[大弦小弦]新基地建設の賛否を問う県民投票の全県実施を求めた…

2019年1月22日 08:15

 新基地建設の賛否を問う県民投票の全県実施を求めた元山仁士郎さん(27)のハンガーストライキは、ドクターストップで終わった。塩と水だけで105時間、命懸けの行動には頭が下がる思いしかない

▼私たちはなぜ県民投票をやるのだろう。約4年前、県民は建設反対の故翁長雄志氏を知事に選んだが、国は選挙結果を尊重せずに作業を進めた。裁判所も新基地反対を「民意」とは認めなかった

▼いくら意思を示しても国は無視し続ける。ならば新基地の賛否だけを問い、「明確な民意」を示そうと元山さんら若者が署名を集めたのが始まりだ

▼翁長氏急逝に伴う昨年の知事選で、県民は反対の玉城デニー氏を選んだ。だが国はまたも一顧だにせず、土砂投入を強行した

▼県内では県民投票に5市が不参加を表明し、事態が日々急転している。元山さんが代表の「『辺野古』県民投票の会」は21日、全県実施できるのなら2択にこだわらない姿勢を示した。署名を集めた者として悔しい決断だったと思う

▼ハンスト中、元山さんは5市長を批判しなかった。街宣車の右翼にも「あの人たちも、みんなで投票したい」。県民同士が争ってはならないとの思いからだろう。声を聞かない国に向け、県民みんなで「明確な民意」を決めて示したい。5市長には、歴史の審判に耐えうる判断を求める。(磯野直)

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