致死率の高い病原体を扱うバイオセーフティーレベル4(BSL4)の研究施設を設置しようとしている長崎大が周辺住民への安全配慮義務を尽くしていないとして、整備予定地近くに住む2人が22日、建設差し止めを求める仮処分を長崎地裁に申し立てた。

 長崎大のバイオセーフティーレベル4の研究施設建設差し止めを求める仮処分申請を前に、記者会見する木須博行さん(左)ら申立人=22日、長崎市

 大学は、長崎市のキャンパス内で28日にも着工し、2021年度の完成を予定している。

 2人は申立書で、BSL4施設からウイルスが漏れた場合は市民の生命や健康に危害が及ぶにもかかわらず、周囲の環境に与える影響を調べていないと主張している。

 申立人の木須博行さん(70)は会見し「住民がリスクを引き受ける必要はない」と訴えた。(共同通信)