沖縄県が22日発表した2018年(1月~12月)の入域観光客数は前年同期比4・7%(44万6200人)増の984万2400人で6年連続過去最高を更新した。クルーズ船の寄港回数の増加を背景に海路客は24・7%(23万2900人)増の117万4800人と初の100万人を超え、観光客数を押し上げた。空路客は2・5%(21万3300人)増の866万7600人だった。昨年12月の観光客数も前年同月比4%(2万9千人)増の74万7500人で過去最高を更新した。一方、県が目標に掲げる18年度の観光客1千万人達成は厳しい状況となっている。

県内の入域観光客数の推移

海路客 初の100万人超

 18年の観光客数の内訳は国内客が1・2%(8万4600人)増の693万8600人だった。石垣-成田線や宮古-福岡線など航空路線の拡充などで前年を上回ったものの、7、9月に沖縄を襲った台風や国内で発生した自然災害の影響で伸び悩んだ。

 外国客は14・2%(36万1600人)増の290万3800人だった。東アジアや東南アジアを中心に、格安航空会社(LCC)路線の新規就航や増便があったほか、クルーズ船の寄港回数が増大し観光客数が大きく伸びた。

 18年度の観光客数の累計は758万9300人だった。富川盛武副知事は県が目標に掲げる18年度での1千万人達成は「黄色信号となった」としたものの、「プロモーションを強化し残りの期間で目標達成に向けた取り組みを進めたい」と述べた。

 19年は下地島空港の供用開始や、スターフライヤーの那覇-北九州線の定期線就航、ピーチ・アビエーションの那覇-香港線運航再開の見込みなど航空路線が拡充。クルーズ船の寄港回数も増加することから、観光客数は好調に推移する見込みとなっている。