糸満市地域おこし協力隊の藤枝真美さん(28)は23~27日、「海の見える公民館DE写真展-よみがえる古里 1935年の沖縄」を市名城の名城公民館で開く。入場無料。

写真展準備のため、1935年の沖縄撮影パネルを広げる藤枝真実さん=21日、糸満市名城

 同公民館や沖縄タイムス社と共催する。1935(昭和10)年、当時の大阪朝日新聞(現・朝日新聞)記者が糸満など県内各地を撮影したネガ277カットから糸満分を中心に約60点を選び、パネルで展示する。発見や写真を巡る証言を報じた沖縄タイムス紙面などを一緒に置く。最終27日午後1時半からは取材記者によるトークもある。

 写真展は、藤枝さんが集落のにぎわいづくりに月1回開いている「『海の見える公民館で』プロジェクト」の一環で、コーヒーを飲みながら語らうカフェを設ける。また、来場者に家庭で眠る昔の写真を持ち寄ってほしいと呼び掛けている。複写して写真に込められた思い出話などを聞き取り、近く展示したいという。

 東京都出身の藤枝さんは、展示の準備でパネルを見て「本当に頭の上に魚を載せて運んでいるんだ、など昔の写真に新鮮な驚きを感じる。すてきな笑顔の人々が撮影から10年後、沖縄戦に遭った悲しさにふたをせず、皆で歴史も考えたい」と呼び掛けた。

 写真展は午前10時~午後4時。問い合わせは市市民生活環境課・藤枝さん、電話098(840)8123。