沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票の条例改正について話し合っている沖縄県議会の全会派代表者会議は24日午後4時半に再開され、自民の島袋大氏が「普天間飛行場移設のための辺野古埋め立てはやむを得ない」「同埋め立ては反対」「どちらとも言えない」の新3択案を提示した。
午前中の新里米吉議長の案は「賛成」「反対」の従来の2択に「どちらでもない」を加えた3択だった。新里議長は「条例請求者の趣旨を大きく逸脱しない範囲での改正が望ましいという意見がある」と指摘。公明の金城勉氏が「議長案も持ち帰り、会派で協議した。自民案も協議したい」と呼び掛け、約10分で休憩に入った。
午後5時10分をめどに再開する予定。
島袋氏は「普天間飛行場の代替施設はどこも受け入れるところがなく、知事から(国へ)の要請もあり、普天間の危険性を除去するためにやむを得ないという総合判断のもと苦渋の選択で容認した経緯がある」と説明し、自民案を提示した。
議長案を自民会派で協議した結果として「参加を表明している36市町村議会、市町村長にも説明されておらず、あまりにも乱暴だ。全県民が参加できるのがふさわしいと理解している。どちらでもないというのは県民に分かりにくいという意見もあった」と報告し、受け入れられない考えを示した。