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「今夜はやけ酒かと思ったけど…」 急転直下、全県実施へ 沖縄県民投票

2019年1月25日 14:35

 まさに急転直下で、名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票の全県実施への道筋が見えた-。「私どもの案を取り下げ、議長案を認める」。議長の示した3択案に唯一難色を示していた沖縄・自民の照屋守之県議は24日夜、か細い声で、全会一致での可決に賛同する意向を伝えた。半日に及ぶ議論が実を結んだ瞬間だ。新里米吉県議会議長は胸をなで下ろし、一緒に東奔西走した公明の金城勉県議とがっちり握手を交わした。

会議終了後、「議長案を認める」とした沖縄・自民の照屋守之氏(左)と握手する新里米吉議長=24日午後9時46分、県議会(下地広也撮影)

県議会与党が3択への条例改正を容認するまでの流れ

会議終了後、「議長案を認める」とした沖縄・自民の照屋守之氏(左)と握手する新里米吉議長=24日午後9時46分、県議会(下地広也撮影) 県議会与党が3択への条例改正を容認するまでの流れ

 2度の休憩をはさみ、午後9時半の再開に向け、照屋氏を除く他のメンバーは着席した。午後3時半から続いた休憩中の調整で「自民は議長案を飲まない」という情報が流れていた。

 静まりかえった室内に「決裂」の雰囲気が漂った。「遅くなったけど、いま酒を飲むとやけ酒になるな」。誰からとなく、そんなつぶやきが聞こえた。

 「もう10分、待ってほしい」。新里議長の電話に自民側から連絡が入った。「流れが変わったか」。議長が胸の内で抱いた期待は数分後、照屋氏の入室とともに現実となった。

 マスコミに囲まれた新里議長は「全県での投票を実現したいという県民の意思、民意がいい方向に動いてくれた」と喜んだ。

 記者会見の途中、玉城デニー知事からの電話が鳴った。「お疲れさまです。本当に良かった」と知事。議長は答えた。「知事の声もマスコミに伝えますよ」

 議長案を提示して以降、水面下で調整し、寡黙を貫いてきたが、大役を果たした後、上機嫌だった。「今夜はやけ酒かと思ったけど、祝杯だ」

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