2018年に県内で発生した交通事故の死者数は前年比6人減の38人で、沖縄県警が統計を取り始めた1947年以降2番目に少なかった。バイク事故の死者数が前年に比べ17人減の7人と大幅に減少。県警交通企画課は背景に取り締まりの強化を挙げる。

交通事故の死者数の推移

 同課によると、歩行者の死亡事故が前年比7人増の16人と最も多く、内訳は道路横断中が12人、路上寝込みが3人、歩道上が1人。うち10人は高齢者だった。車に乗車中は15人で2番目に多かった。人身事故は前年比733件減の4435件で、4千件台に減ったのは2000年(4294件)以来18年ぶり。

 県警は、交通事故が頻発する交差点で大回りの右左折や、車列をすり抜けたり追い越したりして右左折帯に進入して曲がるバイクを重点的に取り締まった。

 ツーリング中の事故を防ぐために白バイ隊がパトロールを強化。スピード違反や無理な追い越しなどに目を光らせ、休憩中のツーリング集団への安全指導を継続した。人身事故の大幅減で軽傷者は前年比756人減の4742人、重傷者は71人減の576人だった。

 同課は信号機の設置など交通環境の整備が安全走行につながったことや、生活道路一帯を時速30キロに規制する「ゾーン30」による歩行者や自転車の安全確保、運転者教育が事故の抑止につながったと分析。県警交通部の新木満管理官は「複合的な対策の効果が出た。継続して強化していく」と話した。