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県民投票「3択」可決 元山代表、全県実施へ「気持ち切り替え全力尽くす」

2019年1月30日 07:53

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票を巡り、県議会は条例改正案を賛成多数で可決し、3択での実施が決まった。自民党の一部議員が反対し、全会一致にはならなかった。傍聴席に集まった市民らは「全県での投票実施」を強く願いながら採決の行方を見詰めた。

県議会で条例案可決の様子を見詰める元山仁士郎さん(中央)=29日午後5時すぎ、県議会

全会一致ならず「残念」

 県議会では29日午前10時に本会議が始まったが、その後、米軍基地関係特別委員会、自民党の議員総会、議会運営委員会と続き、本会議が再開されたのは約7時間後の午後5時ごろ。

 記者席を埋め尽くした報道陣のカメラ、傍聴席の市民約15人が採決を注視する中、結果は賛成多数。

 「全県実施を願うしかない」。議員一人一人を見渡せる傍聴席に座り、祈るように両手を組んでいた「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表は、賛成多数で可決した瞬間、議場をじっと見詰めた。

 閉会後、報道陣の取材で全会一致でないことに「残念に思う」と声を落としたが「全県実施に向けて気持ちを切り替えて、多くの県民に県民投票に足を運んでもらえるよう全力を尽くす」と前を向いた。

 議会の様子が気になって傍聴に訪れた沖縄国際大4年の具志堅貴哉さん(22)は「ツイッターで(議会が)荒れていると聞き、どうなっているのか心配だった。できれば全会一致が良かったが、可決されてひと安心という思いもある」と安堵(あんど)の表情。

 条例の可決を自分の目で見たかったという那覇市の普久原朝日さん(24)は「全会一致を期待していたが、やはり難しい部分もある。改めて県民投票の3択での実施が決まった以上、賛成・反対はあれ、立場を超えて投票日までにもっと話し合いが深められればと思う」と話した。

 豊見城市の山里善彦さん(67)は「県民投票には税金がかかる。新基地建設は那覇軍港の浦添移設計画だって同じだし、辺野古だけを問う内容には納得していない」と県民投票には反対という。ただ、県議会の結果を受け「反対の議員がいるのも民主主義。可決した以上は、私も投票して自分の意思を示す。それが民主主義だから」と話した。

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