企業のウェブ展開などを支援するOKTコミュニケーションズ(沖縄県豊見城市、桶田幸志代表)が、月額600円を支払えば、泡盛を毎日2杯まで無料で飲める会員制アプリ「AWA PASS(アワパス)」の開発を進めている。沖縄は観光客数が伸び続けている上に飲食店も多く、潜在需要があると分析。消費者と飲食店をアプリでつなぎ、泡盛の出荷量減少に歯止めを掛けたいとしている。

定額で泡盛を毎日飲める会員制アプリ「アワパス」をPRするOKTコミュニケーションズの桶田代表(右)と糠谷公壽CTO=沖縄タイムス社

 観光客向けには3日間の「3ナイトパス会員」(600円)、月に1杯だけ無料になるクーポンチケットを配布する「無料会員」も設け、会員数拡大を図る。今年の4~5月のサービス開始を目指し、近く簡易版によるテストマーケティングも予定。サービス開始までに県内500店舗で使えるようにする。

 一定の利用に対して、代金を支払う「サブスクリプションサービス」として考案。企画は沖縄タイムス社と琉球銀行が共同でベンチャー企業の育成に取り組む「オキナワ・スタートアップ・プログラム」の支援企業に採択された。

 泡盛を扱う店が少ない県外では、ビールやシャンパンなどの「泡モノ」も提供する提携先を増やして基盤を拡大し、泡盛メーカーの販促活動などに役立てていく考え。アプリは2019年度中に20万ダウンロードを目指している。

 アプリには「飲み友」を探したり、イベントを立ち上げたりできる機能も付加。海外需要の掘り起こしも視野に、多言語対応も検討している。

 桶田代表は「沖縄には国内外から多くの観光客が訪れ、飲食店も十分にある。定額でお酒が飲めるだけではなく、泡盛という共通の話題で世界とつないでいく『酒友コミュニティー』を醸成したい」としている。