がんの発症や進行に関わる遺伝子を特定し、治療法の選択に役立てるがんゲノム医療の相談外来が今月、沖縄県内で初めて琉球大学医学部付属病院内に開設される。ゲノム医療は厚生労働省が推進するがん対策の一つで、再発や難治性のがん患者に個々の体調や病状に合った効果的な治療薬を提示できる可能性がある。1日に開かれた県がん診療連携協議会で、琉大病院の増田昌人がんセンター長が明らかにした。相談外来は琉大病院2階の総合診療センター内に開設し、増田センター長ら医師2人が相談に応じる。主治医の紹介を受けた再発・難治性患者で、検査で必要な病理検体があり、琉大病院が連携するがんゲノム医療中核拠点病院の九州大学病院を自力で受診できることなどが条件となる。

(資料写真)琉球大学医学部付属病院

 現在は保険対象外の自費診療のため1回約60~70万円と高額な検査費用や、検査を受けても遺伝子変異が見つからなかったり、治療に使える薬がなかったりする課題がある。相談外来ではゲノム医療のメリットと留意事項を説明し、遺伝子解析を担う九大病院へ希望者をつなぐ。