沖縄県高校野球連盟(岩崎勝久会長)は5日、昨年10月に那覇市松川で発生した民家火災で、消火活動などに自主的に取り組んだとして、沖縄工業高校野球部に日本高野連からの善行表彰を伝達した。県高野連によると、県内での善行表彰受賞は初めてだという。

表彰状を受け取る沖縄工業高野球部の(右から)高良太吾さん、仲村渠弘人さん、東江省吾さん=5日、同校

 表彰式で岩崎会長は「適材適所で役割分担して動いたことが伝わった。部活の成果が発揮できたと思う」とあいさつ。表彰状と記念品のボールを手渡した。

 昨年10月21日午前11時すぎ、同校野球部は練習中に煙の臭いに気付き、学校に隣接する民家の2階から火が出ているのを発見。練習を中断し、主将の知念聖太さんを中心に、2年生部員37人で消火活動に当たった。消防車を誘導する班や、ホースを使って校内の消火栓から放水する班などに分かれ、延焼を防いだ。

 副主将の東江省吾さんは「起こったことに対応しただけで、消火活動中はこんなに大ごとになるとは思わなかった。野球でのチームワークが出たかなと思う」と照れ笑い。高良太吾さんと仲村渠弘人さんは「応援されるチームになり、夏は勝ちたい」と同校初の甲子園出場を誓った。