旧暦を重んじる漁師町の沖縄県糸満市では住民が早朝から、漁船に大漁旗を飾ったり、拝所で御願したりする光景が見られた。

漁船に掲げられた旧正月を祝う大漁旗=5日午前、糸満漁港(国吉聡志撮影)

 糸満漁港では色とりどりの大漁旗がはためき、正月気分を盛り上げていた。

 自身の漁船に大漁旗や松竹を飾った市糸満のマグロ漁師、金城薫さん(58)は「ことしも願うのは航海安全と大漁ですね」と語った。

 漁港に近い拝所「白銀堂」には、米や酒を入れた御願のための携帯用木箱「ビンシー」を手にした地元の人が次々に訪れた。

 「いいそーぐゎちでーびる(いい正月ですね)」と互いに声を掛けながら、新年に願いを込めて手を合わせた。

 娘と共に白銀堂を訪れた市西川町の大城京子さん(91)は「子や孫の健康と、100歳までの長命をお願いしました」と笑顔で話していた。