沖縄セルラー電話(那覇市、湯淺英雄社長)は6日、県民の健康づくりを支援するヘルスケア事業に今春から参入すると発表した。人工知能(AI)などを活用した健康情報の管理や病院検索、医療費を電話料金と一緒に後払いできる機能などが付いた携帯アプリサービスを提供する。また、健康機器大手のタニタの子会社で、健康サービス事業を展開するタニタヘルスリンクと協力し、社員の健康づくりをサポートする法人向けサービスも展開する。

沖縄セルラー電話が開発中の携帯アプリ「JOTOホームドクター」のデモ画面。日々の活動に応じて貯まるポイント数や摂取カロリー、消費カロリーなどが一目で分かる

活動ポイントでネットショッピングも

 自らの健康情報を収集、保存、活用するPHR(Personal Health Record)の基盤構築を目指し、将来は蓄積したビッグデータの活用や遠隔診療サービスも視野に入れている。

 今春にサービス開始を予定している携帯アプリは「JOTO(じょーとー)ホームドクター」。摂取カロリーや消費カロリー、健康年齢などを見える化し、利用者の日々の健康づくりにつなげる。

 食事の写真から摂取カロリーを自動計算するAI技術をライフログテクノロジー(東京)が提供し、琉球料理にも対応する。医療費の後払いサービスを手掛けるエムイーエックステクノロジーズ(同)とは、電話料金と一緒に引き落とす仕組みを構築。総合病院を中心に、利用できる医療機関を開拓する。

 健康診断の結果から健康年齢を測定する機能もあり、医療データベースを運用するJMDC(同)と協力する。また、日々の活動に応じてポイントを付与し、通信データとの交換や、ネットショッピングで利用できるようにする。サービスの内容に応じ、無料のライト会員と月額300円のプレミアム会員がある。

 法人向けサービスでは、タニタの健康計測機器やアプリで計測したデータを社内で共有したり、セミナーを開いたりする健康プログラムの導入を支援。auショップなどへの同機器の設置も検討する。

 同日、記者発表した沖縄セルラー電話の山森誠司常務は「楽しみながら自分の健康も管理できるサービスを提供したい」と語った。