鉄工や木工などを手掛ける沖縄県糸満市の工房「Def Jam(デフジャム)」代表の増田勉さん(54)はこのほど、受験生への応援の意味を込めた琉球ガラスのコップ「桜咲く祝杯」を製作した。コップの底は五角形で「合格」を表現し、桜色をちりばめている。高校受験を控えた娘のことを思いながら本業の技術を生かして金型をつくり、琉球ガラス工房に依頼。完成した1日、増田さんは「合格したら親子で乾杯したい」と話した。(社会部・吉川毅)

増田勉さんが「受験生頑張れ」との思いを込めて作った琉球ガラスのコップ

「桜咲く祝杯」の完成を喜ぶ増田勉さんと妻の清美さん=1日、沖縄タイムス社

増田勉さんが「受験生頑張れ」との思いを込めて作った琉球ガラスのコップ 「桜咲く祝杯」の完成を喜ぶ増田勉さんと妻の清美さん=1日、沖縄タイムス社

おやじギャグだけど…

 増田さんは今年1月、愛用していたコップが割れてしまったことから、自分で企画したコップを製作してみたいと思っている時に、自宅の庭の桜の木を見て「桜咲く祝杯」のアイデアがひらめいた。

 妻の清美さん(52)とも相談し、「受験生頑張れ」との思いを込めて金型を製作。「五角」と「合格」を掛けたことには「おやじギャグだが、自分なりにしっくりきた」と笑う。合格祝いのお返しや内祝い、桜祭りでの出品にも使えるのではないかと夢が膨らんだという。

 県内2カ所の琉球ガラス工房に企画を持ち込むと、製品化が決定。恩納村にある琉球ガラス「煌(きらめき)工房」で1日に25個が完成した。

 増田さんは「20個は娘の高校合格を祈って家族で使ったり、合格したらお祝い品として親戚や近所に配ったりしたい」と話し、「煌工房で取り扱っているので、購入したい方がいたら私まで連絡してほしい」と呼び掛けた。問い合わせは増田さん、電話090(3198)5844。