著者の清田政信が活躍したのは1960年代から80年代。沖縄は日本復帰前後に当たり、だれもが他者へ届く言葉を欲していた。そんな時代と逆行するように清田は自らの内部へ言葉の矢を放っていた。「ぼくは伝達するために書かない」「ぼくは自分の破滅にたえながら書く。