春節(旧正月)に伴う大型連休(4~10日)で、アジア客が続々と沖縄に訪れている。今年は日並びの良さも追い風となり、中国本土や香港、台湾を結ぶ航空路線の予約状況、クルーズ船の寄港回数も前年のこの時期を上回る。買い物だけでなく、冬場でも楽しめるナイトショーやイチゴ狩りなどの体験型コンテンツの需要も高まっている。例年2月は沖縄観光のウイークポイント(弱点)といわれているだけに、春節の観光誘客と消費行動が沖縄観光の底上げとなりそうだ。(政経部・仲本大地)

春節を沖縄で過ごそうとする外国人観光客ら=5日午後、那覇空港

イチゴ狩りやナイトショー人気

 沖縄と中国本土、香港、台湾を結ぶ航空各社によると、予約率は90%前後となっており、前年の春節時期を上回る予約状況という。那覇-台北を結ぶ格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションの予約率は前年をやや上回る80%台後半となっている。

 ピーチの担当者は「今年の傾向は春節の日並びの良さから、若者を中心に需要が伸びている。また、沖縄を経由し、日本の地方都市にも足を運ぶケースも増えている」と話した。

 クルーズ船舶代理店の沖縄シップスエージェンシー(那覇市)によると、那覇・平良・石垣港で前年同期6回だった寄港回数は10回に増加している。

 観光客の消費行動では、冬場のアクティビティの需要も伸びている。沖縄ツーリスト(OTS)が運営するアクティビティ予約サイトの1~2月の予約状況は前年同月比15~20%増えたという。

 担当するOTS観光部の赤嶺貴彦室長によると、定番のホエールウオッチングだけでなく、宜野座村や南城市でのイチゴ狩りに人気が集まっている。

 また、JTB沖縄が那覇市のナイトクラブで今月4日からスタートしたナイトショー「RYUKYU AMAZING NIGHT」は初日から定員に迫る200人近くが来場するほど活況だった。

 赤嶺室長は「冬の観光コンテンツも、観光関係者の努力で少しずつ充実している。買い物以外の消費行動を高めることで、沖縄観光の課題解決につながりそうだ」と話した。