菓子製造・販売のナンポー(那覇市)は、美容分野で男性市場の開拓に乗り出す。第一弾として、関連会社の沖縄北谷自然海塩(北谷町)が生産する「北谷の塩」を使ったせっけんを開発。竹炭やヒアルロン酸といった美容成分も配合し、汚れ落ちが良く、保湿効果も期待できることから、汗や臭いを気にする男性をターゲットに「琉球男児石鹸せっけん」として売り込む。県産の美容品として外国人観光客の取り込みも狙う。(政経部・照屋剛志)

ナンポーと沖縄北谷自然海塩が開発した「琉球男児石鹸」

新商品「琉球男児石鹸」を与田剛監督(左)に寄贈するナンポーの上地勲常務=8日、北谷公園野球場

ナンポーと沖縄北谷自然海塩が開発した「琉球男児石鹸」 新商品「琉球男児石鹸」を与田剛監督(左)に寄贈するナンポーの上地勲常務=8日、北谷公園野球場

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 近年は、肌の調子や身だしなみに気を配る男性が増えており、制汗剤だけでなく、化粧水や美容液といった美容品の需要が全国的に高まっている。体臭対策用のボディーソープなどの人気もあり、県内でも需要を喚起できると見込んだ。

 琉球男児石鹸は、機械ではなく、手作業で製造するため、美容成分を豊富に配合できるという。肌の汚れを吸着する竹炭や天然鉱物のほか、北谷の塩、ヒアルロン酸などの美容成分を配合した。

 汚れ落ちが良く、保湿や美白効果があり、肌がつっぱりにくいという。完成したせっけんは3カ月間、熟成させて水分を減らすため、溶けるのが遅くなり、べとつきにくく長く使用できる。

 琉球男児石鹸は60グラムで、価格は1個2千円(税抜き)。11日から、リゾートホテルや土産品店などで販売する予定で、外国人観光客の取り込みも狙う。年間5千個の販売を目指す。

 男性を対象にした県産の美容品がほとんどないといい、今後は「琉球男児」シリーズとして、需要を掘り起こしていく。ナンポーの上地勲常務は「暑い沖縄は、汗をかきやすく体臭を気にする男性も多い。かっこいい男を目指す幅広い世代に利用してもらいたい」と述べた。

 8日、北谷町でキャンプしている中日ドラゴンズに琉球男児石鹸を寄贈した。与田剛監督は「さっぱりした使い心地で、運動後の洗顔にも最適。地元の沖縄の皆さんにも使ってほしい」と話した。