太陽光発電設備販売のアトムホーム(沖縄県宜野湾市、宮平克哉CEO)は遊休農地を活用して、農業をしながら太陽光発電するソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)に取り組む。2021年までに県内60カ所に展開する予定で、年間発電量は1万3千メガワット時(一般家庭約4千世帯分)になる見込み。沖縄電力への売電を計画しており、年間10億円の売り上げを目指す。

ヤギ放牧する計画も

 3月に南城市と糸満市にあるそれぞれの遊休農地で発電と農業を始める。農地の1~2メートル上に太陽光パネルを設置し、その下で作物を育てる。

 日射量が少なくて済むウコンなどの作物を想定。牧草を育て、ヤギを放牧する計画もある。17年に同社が設立した農業法人のアトムアグリが遊休農地を借りて農業を展開する。

3年かけて整備進める

 アトムホームは太陽光発電設備を取り付けて、発電と売電を担う。本島内60カ所で合計30万平方メートルを活用する予定。高圧発電16カ所、低圧発電42カ所で発電出力は合わせて1万1480キロワットになる。3年かけて整備を進める計画で、投資額は総額30億円を予定している。

 ソーラーシェアリングは、再生可能エネルギー普及と遊休農地活用の両立が期待できるため、農水省も13年から推進している。県農水部には17年度までに9カ所の計画申請がある。(政経部・照屋剛志)