【クリッシー悦子通信員】米国テキサス州にあるNPO沖縄文化普及会(デービッド・ウィリアムズ会長)はこのほど、ジョーンズタウン市内で2日間の藍染めのワークショップを開催した。手作り藍染めの体験を通して沖縄の染織について学んだ。同州ヒューストン市やアラスカ州アンカレジ市で活躍する染織家のシャリン・カーシャフさんが講師を務め、オースティン沖縄友の会会員など十数人が参加した。

 初日はカーシャフさんが沖縄の染織全般についてその美しさや種類、歴史、制作方法を解説。芭蕉布、琉球絣などについて自然の素材から糸が作られ、染めや織りを経て、生活の中でどのように使われてきたかを紹介した。

 カーシャフさんはヒューストンに自身の藍畑を持っており、2日目はカーシャフさんが持参した藍の葉を使って染料作りや既に作られた泥藍を使って実際に藍染めをした。

 参加者は藍を水に漬けて発酵させ、石灰を入れ、その後上澄み液を除き染料ができるまでの工程を体験。出来上がった染料に布を漬けたり干したりする工程を経て、鮮やかな琉球藍染めを完成させた。特に、緑色だった藍が空気に触れることで鮮やかな青に変わると感嘆の声が上がった。

 ウィリアムズ会長は2006年、同NPOを立ち上げ沖縄文化の紹介・普及に努めてきた。17年に63歳で他界した妻で県系3世のジェーニー・たみこさんをしのび、活動拠点のビルを購入、改築を経て同年に沖縄文化センターとして開館した。

 文化センターの開館は地元で話題となり、テレビのローカルニュースでも報道された。今回のワークショップについてウィリアムズ会長は「参加者全員が沖縄の染織の歴史、文化、芸術など多くのことを楽しく学ぶことができ非常に有意義だった」と手応えを語った。

 カーシャフさんは「琉球藍について多少知識のある人、全く初めての人とさまざまだったが、お互いに教えあったりして全員が楽しそうに学んでいるのを見て私もうれしかった」と話した。

(写図説明)きれいに出来上がった自分の藍染めの作品を干す参加者=米ジョーンズタウン市内