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移植サンゴの生存率41% 国の手法に疑問も 那覇滑走路工事

2019年2月14日 07:49

 石井啓一国土交通相は13日の衆院予算委員会で、那覇空港の滑走路増設工事に伴い移植した小型サンゴの生存率が約4割にとどまっていることを明らかにした。識者からは以前から移植による保全の実効性を疑問視する声が上がっており、名護市辺野古の新基地建設でも「サンゴを移した」と環境保全を強調する政府の正当性が問われそうだ。

サンゴの移植作業(資料写真)

 石井氏は那覇空港の事業で小型サンゴ3万7千群体、大型サンゴ37群体などを2014年度までに移植したと説明。そのうち、17年冬時点で小型サンゴの生存率は41%とした。大型サンゴはすべて生き残っているという。

 安倍晋三首相は辺野古側での土砂投入に関し「あそこのサンゴは移している」とテレビで発言したことに関し、1群体しか移植していない辺野古側と大浦湾側の8群体に関するものと説明している。

 川内博史氏(立憲民主)は「一般の視聴者は、あそこと言われたら埋め立て区域全体を思う。(全体では)まだ7万4千群体ある。さらに、移植すれば全部生きるかというとそうではない」と発言の撤回を求めた。

 首相は「誤解を与えたから撤回するというそういうレベルの発言ではない」と主張を曲げなかった。

 首相は今国会で、保護基準は那覇空港の基準よりも「厳しいもの」と強調していた。

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