沖縄県鶏卵食鳥流通センター(うるま市、新城文哉社長)は14日、卵を産み終えた親鶏の肉のブランド化に向け、名護市内の飲食店「焼肉乃我那覇」と「名護曲レストラン」がそれぞれ開発した親鶏使用メニューを同レストランで発表した。新城社長は「親鶏の認知度を高め、ブランド化や販路拡大を図りたい」とし、「親鶏の特徴の、しっかりとした歯応えやうまみを味わってほしい」と呼び掛けている。

親鶏を使用した「焼肉乃我那覇」のハンバーグ(右上)とシークヮーサー風味のハンバーグ(右下)、「名護曲レストラン」の揚げギョーザ(左上)とハンバーグ(左下)

親鶏を使った新メニューを示す「名護曲レストラン」の渡具知綾子オーナー(左)とフレッシュミートがなはの我那覇俊佑常務=14日、名護市世冨慶・同レストラン

親鶏を使用した「焼肉乃我那覇」のハンバーグ(右上)とシークヮーサー風味のハンバーグ(右下)、「名護曲レストラン」の揚げギョーザ(左上)とハンバーグ(左下) 親鶏を使った新メニューを示す「名護曲レストラン」の渡具知綾子オーナー(左)とフレッシュミートがなはの我那覇俊佑常務=14日、名護市世冨慶・同レストラン

「肉に締まりが出る」

 若鶏は生後50日で出荷される一方、親鶏は採卵を経て同600日程度で出荷される。同社によると親鶏は高タンパク、低カロリー、低脂質で、健康志向の人に適している。

 メニュー開発は県産業振興公社の中小企業課題解決事業を活用した。同社では親鶏を年間50万羽出荷しているが、新城社長は「まだ少ない。親鶏を食べる習慣がある本島北部や宮古に加え、本島中南部にも広めたい」と強調した。

 「焼肉乃我那覇」は3月から名護市宮里の本店で、親鶏とアグー豚の肉を半々で使い、シークヮーサー果実を熟成させた調味料「柑橘(かんきつ)香り塩」で風味付けしたハンバーグを新メニューとして提供する。運営する「フレッシュミートがなは」の我那覇俊佑常務は「アグーだけだと柔らかすぎる課題があったが、親鶏がつなぎとなり、肉に締まりが出る」と話した。

 「名護曲レストラン」もハンバーグと揚げギョーザを開発し、今年1月から特別メニューとして提供している。ギョーザはあんにゴーヤーやヨモギ、島豆腐を混ぜた。渡具知綾子オーナーは「体にいい食材として提供している。よりおいしくしたい」と意欲を示した。