フレンチの要素を取り入れた新しい中華料理「ヌーベルシノワ」に出合える店だ。新感覚の本格中華をリーズナブルに気張らず味わえるのがうれしい。

「茉莉花茶のランチ」(1600円)は、前菜オードブルやデザートのほかに点心も付く

店は店主の金城美好さん(右)、妻の勝江さん夫婦の連携で切り盛りする。シーサーが店内外のあちこちに=南風原町津嘉山

「獅子の茶楼」の場所

「茉莉花茶のランチ」(1600円)は、前菜オードブルやデザートのほかに点心も付く 店は店主の金城美好さん(右)、妻の勝江さん夫婦の連携で切り盛りする。シーサーが店内外のあちこちに=南風原町津嘉山 「獅子の茶楼」の場所

 店主の金城美好さん(58)は、東京・表参道の有名店「南国酒家」で修業を積み、ロワジールホテル那覇の中華レストランで料理長を務めた。地元・南風原町津嘉山に帰り、店を開いて15年目になる。

 ランチメニューは2種類。メーンが肉の「普洱(プーアール)茶のランチ」(1300円)、魚介のメーンに点心が付いた「茉莉花(ジャスミン)茶のランチ」(1600円)。

 前菜だけで4種類、デザートは3種類。品数が多く、ボリュームがあるが、野菜をふんだんに使っているので、重くない。洋皿で、フレンチのコースのように前菜からデザートまで順序よく出される。

 メニューは週替わりで変わる。取材した日の茉莉花ランチのメーンは肉厚のえびとブロッコリー、カリフラワーなどを炒めた一皿。野菜はしゃきしゃきとかみごたえがあり、薄めの洗練された味だった。健康志向に合わせ、油や香辛料は控えめにしている。

 前菜は旬のものや海の幸、山の幸をさまざまに合わせ、組み合わせの妙を楽しめる。トウガンやダイコンを蒸したスープは「元気が出る」とこれ目当ての常連客も多い。

 「お客さんが飽きないよう新しいメニューを提供したい。悩んで、眠れなくなることもある」と笑う金城さん。

 一見、敷居が高いようだが、気さくな金城さん、妻の勝江さん(58)夫妻と、実家を改装した、畳間もあるアットホームな店内のおかげで肩の力を抜いて楽しめる。(南部報道部・高崎園子)

 【お店データ】南風原町津嘉山1740の3。ランチは正午~ラストオーダー午後1時半、ディナーは午後6時~ラストオーダー同8時。ディナーは予約のみ。ランチも予約が確実。日・水曜定休。28席。電話098(889)3608。