大阪出身の琉球舞踊家、福島千枝さん(34)は舞台を通じて、しまくとぅばと向き合う。10代から研さんを積む舞踊で琉球古典音楽の歌詞を学び、県立芸術大学時代に出会った組踊では唱えを身に染み込ませ、最近はアドリブが応酬する沖縄芝居の舞台に立つ。「ウチナーンチュの方々の心にダイレクトに届く言葉」と語る。