沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館は18日、沖縄戦に駆り出されたひめゆり学徒隊の歴史を伝える同館の開館30周年の記念ロゴと横断幕を公開した。

ひめゆり平和祈念資料館開館30年の横断幕の前に立つ元ひめゆり学徒の生存者と同館関係者ら=18日、糸満市

ひめゆり平和祈念資料館開館30年記念ロゴ

ひめゆり平和祈念資料館開館30年の横断幕の前に立つ元ひめゆり学徒の生存者と同館関係者ら=18日、糸満市 ひめゆり平和祈念資料館開館30年記念ロゴ

 30周年のテーマは「ひめゆり、新しい世代へ」。既存のユリをモチーフにしたロゴに、30周年を表すピンクの文字とテーマをあしらい「新しい世代への継承、未来への飛躍、平和が続いていく」という意味を込めた。パンフレットや印刷部物などに使う。

 公開に当たり、元ひめゆり学徒の生存者ら証言員5人が集まり、30周年を迎えた喜びと感謝を口にした。前館長の島袋淑子さん(91)は「沖縄戦から70年以上もたっているが、戦争のむごさ、命の大切さを知ってもらえる資料館、平和のとりでとして、今後も続くことを願っている」と語った。

 普天間朝佳館長(59)は、戦後生まれでひめゆり学徒隊の歴史さえ知らない世代が増えていることに触れ、「彼女たちの思いを受け継ぐためにも、多くの人たちに来館してほしい」と呼び掛けた。