10連休となる今年のゴールデンウイークは沖縄旅行の売れ行きが好調だ。県内外の旅行社によると、19日までの予約状況が例年の約2倍となっており、すでにホテルの予約は満室に近い状況だという。天皇の代替わりに伴うまれに見る超大型連休で、国内客が海外旅行に流れるのではないかと懸念されたものの10連休を取得できる企業は限られていることから、国内で3~4泊できる沖縄への旅行需要が高まっている。(政経部・仲本大地)

10連休

ホテル予約が倍増 休日取得が分散

 背景には、昨年10月に10連休が決まって以降、消費者が旅行を早い段階から検討していたことや、旅行社による早期のプロモーションが功を奏したことなどが挙げられる。また、「10日間も仕事を休めない」といった声もあり、前半・中盤・後半と休日取得が分散したことも影響したとみられる。

 沖縄ツーリスト(OTS)によると、沖縄向けゴールデンウイーク商品の予約状況は昨年同時期と比べ約2倍の売れ行きとなっている。昨年10月に販売を始めた、先行予約の旅行商品の売り上げが好調だという。特に4月29日~5月2日は例年平日に当たり、価格もゴールデンウイーク前半・後半と比べ低く設定されていたことから、昨年末ごろから大型連休を見据え、予約者が増加した。

 大手のJTBは昨年末からリピーターを中心にダイレクトメールを送るなど大型連休に向けた早期のプロモーションを展開。現時点で「昨年を大きく上回る予約状況」になっている。

 ただ、旅行需要は沖縄だけでなく海外旅行も好調だ。OTSの担当者は「海外リゾート地への旅行需要も伸びており、現時点で沖縄旅行を『仮押さえ』している旅行客もいる」と話す。その上で、「海外旅行の動向に左右される可能性があるため、3月以降の販売展開も考える必要がある」と注視している。

 一方で、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)によると、ゴールデンウイークに予約が集中する反面、2、3月の春休みシーズンは旅行を控える傾向にあり、両月の予約が鈍くなっているという。