【東京】24日に投開票された県民投票で、沖縄県名護市の辺野古沿岸部の埋め立てに「反対」が投票の7割を超える結果となったことを受けて、安倍晋三首相は25日午前、首相官邸で記者団に「結果を真摯(しんし)に受け止める」と答えた。
その上で、米軍普天間飛行場の固定化や危険性の除去は避けなければならないとして、「普天間基地の全面返還に合意してから20年以上実現されていない。これ以上先送りすることはできない」と辺野古新基地建設を進める考えを示した。「反対」の結果に対しては「これまでも長年にわたって県民と対話を重ねてきたが、これからも理解をいただけるよう全力で県民との対話を続けていきたい」とした。