【フィリピン・スービックで川野百合子】フィリピンを訪れている沖縄タイムス社海外市場視察団は26日、スービック特別経済区を訪れた。スービック湾岸都市開発庁(SBMA)の担当者から歴史や経済情勢、今後の展望について説明を受けた。工場団地地域なども見学した。

スービックの経済状況について説明するSBMAのリー副社長(左)の話に耳を傾ける視察団=26日、フィリピン・スービック経済特別区

 米海軍基地があったスービックは基地返還後、自由貿易港として開発や企業誘致が進む。現在、世界中から1587社が進出。13万4千人以上の雇用と約1兆円以上の投資が生まれているという。

 立地の良さや米軍の残した強固なインフラなどのほか、港と国際空港を兼ね備えている点が強みという。また、総所得の5%のみ課税され、原料の輸入などは無関税となる仕組みや必要なビザもSBMAが迅速に対応するなど、ビジネス環境が整っている。

 SBMAのレナート・バーニー・リー上級副社長は「アジアの中心に立地し海路、空路もあり利便性は抜群。マレーシアやベトナムも勢いがあるが、英語などの語学力、税金の優遇など全ての面でスービックの方が魅力的だ」と強調。「皆さんの進出をお待ちしている」と話した。