こりゃ納得。あっさりながら深みのある味わいに思わず、うなずいてしまった。野菜のうま味が生きた「野菜そば」(700円)、とろっとろのソーキに舌が喜ぶ「ソーキそば」(800円)。いずれも決め手は、そばだしの味わい深さ。時間をかけてじっくり煮込む自慢のだしが、リピーターに愛される秘訣(ひけつ)だ。

だしが自慢、1番人気の「野菜そば」(700円)。左は「ミニカレー」(300円)

スタッフと笑みを見せる(右から)店主の小浜崇さんと妻の由佳里さん=石垣市登野城・オアシス

「オアシス」の場所

だしが自慢、1番人気の「野菜そば」(700円)。左は「ミニカレー」(300円) スタッフと笑みを見せる(右から)店主の小浜崇さんと妻の由佳里さん=石垣市登野城・オアシス 「オアシス」の場所

 「おいしく食べてもらうため、毎日が時間との勝負なんです」と店主の小浜崇さん(38)。午前7時の出勤から翌午前0時ごろまで豚骨、鶏がら、かつおがベースのだしを煮込み続ける。濃厚な「秘密のだし」を加えて仕上げたそばだし汁は、別売りを求める客が絶えないほど人気は高い。

 石垣市登野城に店を構えて約3カ月。昨年9月まで八重山病院内にあったが、市大川から市真栄里への病院移転に伴い営業を終了し、同12月に新店舗で再出発した。一緒に切り盛りする妻の由佳里さん(38)は「あの味が忘れられないって店を探して食べに来る人もいるんですよ」とほほ笑む。

 高校卒業後、東京で和食を中心に10年ほど料理の腕を磨いた崇さん。院内で叔父が1999年3月から続けた喫茶&食堂「オアシス」を継ぐために28歳で由佳里さんと帰郷した。2010年に引き継いだ後、人気のそばだしをアレンジ。試行錯誤を重ねた。

 500円の「八重山そば」(小400円、大盛り600円)はもちろん、そばだしを生かしたカレー類も人気。「豚の生姜焼き」や「とんかつ」など定食もお薦めだ。崇さんは「お客さんのリピートが一番のやりがい。もっともっとおいしく作りたい」と話した。(八重山支局・新垣玲央)

 【お店データ】石垣市登野城229。営業は午前11時~午後3時。月曜定休(午後6~10時のディナーは日曜も定休)。駐車場有り。電話0980(82)3518。