沖縄県嘉手納町に住む91歳の真栄田トヨさんは、ジグソーパズルに熱中している。最大で千ピースのパズルも一人で完成させ、これまでに作り上げた作品は50点以上に上る。「90歳余って、千ピースを完成できる人はなかなかいないんじゃないかな」と真栄田さん。パズルの腕前に子や孫、ひ孫たちも「すごい」と大絶賛だ。

お気に入りの作品とともに、真栄田トヨさん(中央)を囲む孫やひ孫たち=2日、嘉手納町水釜

 もともとゲートボールや大正琴、手芸と多趣味。パズルは子や孫、ひ孫たちが小さい頃によく一緒に遊んでいた。80代になり自宅にいる機会が増えると、孫たちから敬老の日や誕生日祝いなどでパズルをプレゼントされ、2、3年前から夢中になっていった。

 パズルは一日長くて2時間ほど費やし、約1週間で完成させる。こつは「最初に同じ色(のピース)をそれぞれ集めて、少しずつ絵柄を完成させること」。家族や友人に「きれいだから見てみて、と自慢している」と笑い、友人からは「本当に一人でやったの」と驚かれるという。

 次女の泉英子さん(68)=沖縄市=は「パズルを完成させるため、ピースの色や形を認識する能力がとても高いのかなと感じる」と感心した様子。幼稚園生の時に一緒にパズルで遊んでいた孫の真栄田翔太さん(19)=嘉手納町=は「昔から上手だった。こんなにたくさんのパズルを完成させるのはすごいし、若いなって思う」とほほえむ。

 ひ孫の儀間穂香さん(14)=北谷町=も「とても元気で明るくて、ひいおばあちゃんとは思えない。いつまでも長生きしてほしい」と語った。

 足腰が丈夫で、検診でも特に悪い所はなく、医者から「ますます元気になっているね」と声を掛けられるという真栄田さん。最近は新たに立体パズルにも挑戦している。孫やひ孫たちと一緒に「パズルで交流することが楽しいし、これで長生きできている」と目尻を下げた。(中部報道部・大城志織)