沖縄アクターズスクール(マキノ正幸代表取締役)が芸能事務所大手のライジングプロ・ホールディングス(東京、平哲夫代表取締役)と約20年ぶりに手を組み、タレントの発掘に向けて動きだす。活動の場をアジアや世界に設定し、既存のシステムとは異なる方法による、アーティストのプロデュースを目指す。

「これまでの経験を沖縄に残したい」と語るマキノ正幸氏=北谷町

 安室奈美恵を発掘したことで知られるマキノ氏。90年代にはライジングプロとの連携でSPEEDやDA PUMPら有能なタレントを芸能界に送り出し「沖縄ブーム」のきっかけをつくった。

 90年代後半に同スクールの業務拡大に伴い、連携が途絶えたが、今回はマキノ氏が育てた女性グループ「プレシャスJ」の活動に平氏が注目。マキノ氏は「音楽にこだわる平氏と意見が一致した。何のわだかまりもなく話が進んだ」と話す。

 プレシャスJは近く上京してデビューの準備を進める。沖縄在住約40年のマキノ氏は「自分が育て、平氏がプロデュースする仕組みでアジアに打って出たい。生きている間にできること。自分のやってきた経験を沖縄に残したい」との覚悟を見せる。

 「日本の芸能界は世界に挑戦していない」と言うマキノ氏。今後はオーディションなどによる人材の発掘も視野に入れている。「アジアや世界を目指す点で(平氏と)意気投合した。これまでにない協力体制をつくりたい」と期待を込める。(学芸部・天久仁)