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衆院沖縄3区補選、告示まで1カ月 辺野古新基地・振興策が争点

2019年3月9日 05:46

 4月21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙は9日で告示まで1カ月となった。これまでに自民党公認で元沖縄担当相の島尻安伊子氏(54)と、無所属でフリージャーナリストの屋良朝博氏(56)が立候補を表明しており、事実上の一騎打ちとなる見通しだ。名護市辺野古の新基地建設の是非や沖縄振興策を主要争点に、昨年の知事選と同様自民、公明、維新と「オール沖縄」勢力との全面対決の構図となる。県内で衆院補選が実施されるのは初めて。(政経部・大野亨恭)

屋良朝博氏(左)と島尻安伊子氏

 島尻氏は沖縄市中央に事務所を開設した。3区内14市町村のうち12市町村長が島尻氏を支持。沖縄担当相、大臣補佐官の実績と知名度を武器に勝利を狙う。

 桑江朝千夫沖縄市長が選対本部長に就任し、人口が多いうるま市、名護市の市長も選対幹部を務め支持拡大を目指す。7日には公明が推薦を決定し、近く維新にも推薦願いを申請する。連敗した昨年の知事選、那覇市長選と同じ共闘の枠組みで、自公維の連携が機能するかに注目が集まる。

 一方、島尻氏は今回、辺野古容認を明確に打ち出した。公明県本の金城勉代表は「政策の違いはやむを得ない」と静観するが、新基地建設に反対の立場をとる公明県本の支持者の一部には反発もあり、どこまで支持を得られるかが勝負の鍵を握りそうだ。

 屋良氏は沖縄市安慶田に選対事務所を設置した。新聞記者、フリージャーナリストとして基地問題に精通しており、新基地建設の是非を最大争点に位置付ける。2月に実施された辺野古問題を巡る県民投票の運動と連動させ、これまで街頭で政策を訴えてきた。

 新基地建設に反対する「オール沖縄」勢力の全面支援を受け、県民投票で7割超が「反対」とした結果を追い風に、選挙戦を展開する構えだ。また、玉城デニー知事の後継候補として、玉城氏自身も繰り返し屋良氏の集会に参加して支持を訴えている。玉城氏の支援を受け、課題である知名度不足の解消を狙う。

 一方、「オール沖縄」勢力を構成する政党間の連携不足から各支部立ち上げが遅れており、政党間の連携強化を急いでいる。

 補選には弁護士の瑞慶山茂氏(75)、元県職員の石田辰夫氏(66)も立候補の意向を示している。

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