石垣島の特産品を県内外に発信しようと立ち上がった島内の小規模事業者13社でつくる任意団体「石垣島特産品拡(ひろ)め隊」がこのほど、石垣島でしか手に入らない「食」をテーマにした無料ガイドブック「食通旅巡・石垣島」を発行した。
国内版2万部、英語・中国語の繁体字版4万部の計6万部を発行。新石垣空港にあるレンタカーステーションの日産レンタカーで配布している。
地元で愛され続ける特産品を紹介。島の素材を使った黒糖ケーキや塩ポン酢、もろみ豚、泡盛などの品評会のほか、八重山そばや手軽な価格で楽しめるローカル食堂などを特集している。
県産業振興公社の広域連携プロジェクト推進事業(5千万円)の採択を受けたプロジェクトの一環。
「拡め隊」のブランド構築を支援するノイズ・バリュー社(那覇市)の青木元コンサルティングディレクターは「小規模事業者でも、力を合わせれば知名度とブランド力を高めることができる。地域連携のモデルとして情報発信していきたい」と意気込んだ。