沖縄気象台の最寄りの観測所で、最大瞬間風速18・7メートルを記録するほど大荒れのラウンドだった。スコアを落とす選手が多い中、単独首位で出た比嘉真美子がパーセーブを重ね、独走態勢を築いた。スコアを一つ伸ばして9アンダーと2位に7打差をつけ、「本当にきょうは過酷。この天候で赤字(アンダーパー)は100点に近い」と大きくうなずいた。

単独首位をキープした比嘉真美子

 ピンチをパーでしのぎ続けた。前半でスコア一つを落として迎えた後半、「一番難しかった」と振り返ったのがパー4の10番。バンカーからの第3打をピン奥2メートルにつけると、難しいスライスラインを読み切った。16番でも「すごく曲がるライン。感覚で打つしかなかった」と3~4メートルを沈め、スコアを維持した。

 他の選手が苦しんだ風もうまく利用。12番のセカンドショットは右からの強風に乗せてピンまで3メートルにつけ、バーディーを奪った。

 沖縄県勢15年ぶりとなるダイキンでの頂点が射程に入った。この3日間を振り返り、「何かが特別いいわけではなく、一打一打をしっかり集中してプレーした結果」と力を込める。

 喜びもプレッシャーもある地元での試合だが、「みなさんのパワーを力に変えてこそ一流のプレーヤー」と力強い。「この舞台で優勝できることが最高の恩返し」。最終日も自分らしいプレーで栄冠をつかみにいく。(當銘悠)