組踊上演300年と国立劇場おきなわ開場15年、天皇陛下在位30年を記念する琉球芸能公演「組踊と琉球舞踊」が9日、東京都千代田区の国立劇場大劇場で開かれた。

組踊「二童敵討」を演じる実演家ら=9日、東京都千代田区・国立劇場(提供)

 人間国宝や重要無形文化財「組踊」「琉球舞踊」の総合認定保持者ら第一線で活躍する実演家が重厚な舞台を演じ、節目を彩った。

 国立劇場は、開場翌年の1967年に琉球芸能の第1回公演を行って以来、組踊と琉舞を中心に上演を重ね、今回で19回目。満員の観客が円熟の技芸を堪能した。天皇、皇后両陛下も鑑賞した。

 組踊は音楽、舞踊、せりふで構成される歌舞劇。1719年に中国から琉球を訪れた冊封使を歓待するため初めて演じられた「二童敵討」のほか、「辺戸の大主」が披露された。

 琉舞は、庶民の生活などを題材に創作された雑踊の名作「浜千鳥」「むんじゅる」「汀間美童」「花風」「くば笠の鳩間節」が次々と演じられ、惜しみない拍手が送られた。