【てい子与那覇トゥーシー通信員】名護市辺野古の新基地建設の賛否を問う県民投票翌日の2月25日、団体「スタンド・ウィズ・オキナワ」がニューヨークの日本総領事館前でスタンディングとちらし配りで「反対7割超」の民意をアピールした。反対票が投票資格者総数の4分の1を上回ったことで、玉城デニー知事は日米両政府に結果を通知することになる。急な呼び掛けにもかかわらず、寒風の中、沖縄出身者や米国市民ら11人が集まった。

 「県民投票でノー」と書かれた横断幕を作ったのは青森県出身の長島志津子さん。名護市出身の安村秀子さんは昼休みを利用して、近くの勤務先から駆け付けた。

 呼び掛ける側がアジア系だけでないと、通行人の反応も違ってくる。

 通行人の一人で「沖縄で育った友達がいて自分も遊びに行ったことがある」という女性は、県民投票の結果を知っていて「聞く耳を持たない安倍政権はひどい」と憤慨していた。

 新基地が造られていることを知らなかったという30代男性は「おお、なんと。僕に何ができるだろう」と真剣な顔で返し、沖縄の歴史と現状を伝えるリンク先を教えてもらっていた。

 一方、米軍キャンプ・シュワブに13年いたという元海兵隊員はちらしの受け取りを拒否し「米軍は北朝鮮や中国から、守ってやっている」と怒りを表した。

 スタンディングに初めて参加したイラン系米国人のマニジュ・サバさんは、世界の平和のために活動しているといい「県民投票で、新基地に反対を表明した沖縄の皆さんをとても誇らしく思う」と語った。

 スタンディングに必ず駆け付けるアリス・スターム・サターさんは「基地は土地と水を破壊するだけ。地元の人の多くが反対だと言っているのだから安倍晋三首相は耳を傾けるべきだ」と話した。

 ニューヨークの活動家の人たちが、わがことのように辺野古や沖縄を心配し、一緒に声を上げた。集会を呼び掛けた大竹秀子さんは「米国の市民の一人として、沖縄で起きていることに重い責任を感じ、共に怒っている。彼らは沖縄から力をもらうと言う。私たちも彼らから力をもらっている」と述べた。

(写図説明)日本総領事館前で県民投票の結果をアピールする「スタンド・ウィズ・オキナワ」のメンバー=米ニューヨーク(安村秀子さん撮影)