朝鮮学校を高校無償化の対象から外したのは違法だとして、九州朝鮮中高級学校(北九州市八幡西区)の卒業生68人が国に計約750万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、福岡地裁小倉支部(鈴木博裁判長)は14日、「国の裁量権の範囲は逸脱していない」として請求を棄却した。原告側は控訴する方針。

 全国で起こされた5件の同種訴訟で、最後の一審判決。大阪地裁判決が唯一原告の請求を認めたが、大阪高裁で逆転敗訴しており、対象除外を適法とする司法判断がそろう形となった。

 原告側は、政治・外交的理由に基づいた処分で、在日朝鮮人社会への差別だと主張している。(共同通信)