重量挙げ第39回全日本ジュニア選手権男子96キロ級に出場し、日本中学記録を更新した比嘉力さん(15)の卒業式が12日に沖縄県名護市の大宮中学校であった。9日の卒業式は大会と重なって参加できず、3年1組のクラスメートが集まって花道を作った。照れながら花道をくぐった比嘉さんは「記録をもっと伸ばし、応援してくれるみんなに恩返しをしたい」と感謝した。

クラスメートが作った花道をくぐる比嘉力さん=12日、名護市・大宮中学校

 大会でスナッチ106キロ、ジャーク124キロのトータル230キロを挙げ、スナッチとトータルで日本中学新記録を樹立した比嘉さん。

 クラスではみんなに優しく癒やし系の「ゆるキャラ」的存在。学級長の崎原陽斗さん(15)は「頼み事を全部引き受けてくれるぐらいの優しさ。オリンピックで活躍するのを見たい」と期待した。

 担任の伊志嶺あかね教諭は「みんなが支えてくれたから頑張れたと思う。あなたの活躍は同級生の励みにもなる」と激励。一方で、時に優しすぎる性格に「その人のためになっているか考えて」との言葉も添えた。

 根路銘国斗校長は「これから困難にも直面すると思うが、出会った人たちを大切に、協力して目標を達成してほしい」とエール。最後はクラス全員で同校の卒業歌、レミオロメン「3月9日」を合唱し互いに旅立ちを祝った。