「全学徒戦没者追悼・平和祈念の会」(主催・元全学徒の会)が14日、沖縄県糸満市摩文仁の県平和祈念公園内にある「全学徒隊の碑」の前であり、沖縄戦で亡くなった1984人の学徒数を記した「刻銘板」が除幕された。元学徒ら関係者100人超が参加し、亡き学友を悼んだ。

沖縄戦の学徒戦没者数を記した刻銘板(左)を除幕する「元全学徒の会」代表者ら=14日、糸満市摩文仁の県平和祈念公園(下地広也撮影)

 刻銘板は、戦時中にあった旧制の師範学校や中学校、高等女学校など県内21校の学校名ごとの戦没者数が刻まれている。

 式典では同会の與座章健共同代表(90)が平和宣言。「戦争の抑止力がかえって戦争を誘発してきた」と歴史に触れ、「県民の民意実現の道がいかに遠く厳しくとも私たちは決して屈さない」と名護市辺野古への新基地建設反対の意を新たにした。「命の続く限り万難を排し、平和の擁護・確立への努力を重ねていく」と決意した。

 首里高校2年の小林紅音さん(17)=与那原町=は「私たちはこれからも二度と同じ過ちを繰り返さないよう『元全学徒の会』の志を引き継いで平和の維持に努め続ける」と誓った。

 県立第二高等女学校在学中に白梅学徒隊として動員された中山きくさん(90)=那覇市=は「二度と仲間たちのような犠牲者を出さないよう、これからも沖縄戦の体験を伝えていく」と述べた。