那覇市樋川にある築55年の古民家を利用した「あめいろ食堂」。2階建ての1階は足踏みミシンを改良したテーブルなどが並び、柱時計の「カッチ、カッチ」と時を刻む音が響く。2階は座敷やソファ席で黒電話が置かれている。昭和のノスタルジーを感じさせる店内で、県産食材を使った和食の家庭料理が味わえる。

食欲をそそられる「県産豚のショウガ焼きプレート」

木のぬくもりや、懐かしさを感じる雰囲気を大切にする(左から)宇浦けい子さん、百恵ちゃん、隆通さん=8日、那覇市樋川のあめいろ食堂

あめいろ食堂の場所

食欲をそそられる「県産豚のショウガ焼きプレート」 木のぬくもりや、懐かしさを感じる雰囲気を大切にする(左から)宇浦けい子さん、百恵ちゃん、隆通さん=8日、那覇市樋川のあめいろ食堂 あめいろ食堂の場所

 店主の宇浦けい子さん(40)が2010年5月にオープン。夫の隆通さん(40)と運営する。「あめ色」が好きというけい子さんが「色づく過程を楽しみながら、味わい深い食堂になるように」との思いを込めて店名を付けた。

 ランチは「県産豚のショウガ焼きプレート」(千円)と「サバの塩焼き」(850円)の定番メニューと、肉野菜みそ炒めなどの日替わりメニュー2~3種類を提供する。主菜と副菜2~3品、五分づきご飯にカチュー湯などが付く。

 8日のショウガ焼きの副菜はエリンギとズッキーニのクミン炒めと、ゆし豆腐の水を切った「ざる豆腐」。ショウガ焼きはショウガとしょうゆの風味が広がり、ご飯が進んだ。けい子さんは「お母さんが作っていたご飯を、ほっと食べられる場所があってもいい」と家庭料理にこだわる。

 昨年1月に生まれた長女の百恵ちゃんのベビーベッドが1階に置いてあり、あやしてくれる人もいる。座敷もあり、子連れで来訪しやすいアットホームな雰囲気も魅力だ。

 けい子さんは「店を末永く続けて、お客さんの子どもたちが大きく成長してからも来てくれるとうれしい」と目を細めた。(社会部・浦崎直己)

 【お店データ】那覇市樋川1の3の7。営業時間は正午~午後3時、午後6~8時(金土日は午後9時まで)。定休日は月・火曜日。17席。駐車場なし。持ち帰りやオードブル注文も可能。電話098(911)4953。