【沖縄】1960~80年代に沖縄市中央のBCストリート(現パークアベニュー通り)にあったライブハウス「CANNON CLUB(キャノンクラブ)」が21日、復活する。ロックバンド「紫」ドラマーの宮永英一さん(67)が、自身が経営するライブハウス「鼓響(こきょう)館」を改名する。当時のオーナーの許可も得たという宮永さんは「新人バンドの登竜門だった場所。復活で多くの人たちを楽しませたい」と話している。(中部報道部・比嘉太一)

CANNON CLUBに店名を変更した宮永英一さん(中央)。元メンバーの比嘉清正さん(左)と天願賢盛さんらとキャナビスを復活させ、オープニングイベントでオキナワンロックを披露する=沖縄市中央

新人バンドの登竜門

 キャノンクラブは新人バンドにとり登竜門的な存在だった。宮永さん自身も20歳のころ、キャナビスというバンドに加わり、音楽活動に夢中になった。

 「この場所で認められるか否かでその後が決まった。紫やコンディショングリーンなど、オキナワンロックをリードしてきたバンドはキャノンクラブから始まった」と振り返る。

 60年代から70年代にかけ、ベトナム戦争の出撃基地となった米軍嘉手納基地に近いライブハウスでは、若い米兵たちがロックに熱狂していた。

 納得のいかない演奏には灰皿や瓶が飛んできた。宮永さんは「米兵は観客ではなく審査員だった。彼らを納得させる演奏をしたいという思いがオキナワンロックを発展させた」と説明する。

宮永英一さんの思い

 店は80年代後半には閉店してしまったが、3年前にパークアベニュー通りにライブハウス「鼓響館」をオープンさせた宮永さんは「自分たちにとって思い出の場所だったキャノンクラブを復活させたい」との思いで、店の名前を変えることを決意した。

 開店する21日にはキャナビスも復活する。宮永さんは「かつてのにぎわいを取り戻せるよう、ここから地域を盛り上げたい」と意気込んだ。

 オープニングイベントは21~24日。開場は午後7時半、開演8時。入場料などの問い合わせは宮永さん、電話090(1940)3816。