国際的な報道写真家団体「マグナム・フォト」に所属する写真家が来沖し、沖縄県内の元気な高齢者を撮影している。米国を拠点とする世界最大規模の高齢者団体「AARP」の創立60年を記念した会誌用の撮影で、国内では唯一沖縄が撮影場所となった。18日、北谷町桑江の北谷ボウルで高齢ボウラーの前原信光(しんこう)さん(103)の撮影が行われた。(中部報道部・宮城一彰)

前原信光さん(左)と撮影の打ち合わせをするジム・ゴールドバーグさん=18日、北谷町・北谷ボウル

言葉わからなくても「インスピレーション」

 マグナム・フォトは1947年に写真家ロバート・キャパの呼び掛けで結成され、現在約50人のメンバーが所属している。今回撮影のために来沖したのはメンバーの一人、ジム・ゴールドバーグさん(65)。20日まで滞在し、ほかに重要無形文化財「芭蕉布」保持者(人間国宝)の平良敏子さん(98)や、セーラー服で老人ホームの慰問をする城間ヨシさん(97)などを撮影予定。

 前原さんは日本ボウリング場協会が発表する全国長寿ボウラー番付で本年度国内最高齢となっており、この日はジムさんのリクエストに応えてさまざまなポーズを決めていた。

 ジムさんは「あの年齢で球をきちんとコントロールできるとはすごい」と目を丸くし、「初めて来たが、沖縄は他の地域では見られないほど元気なお年寄りが多く驚いている。言葉はわからないが彼らの姿に多くのインスピレーションを受けている」と感嘆した。

 撮影後、前原さんは「愉快で楽しかった。ボウリングのおかげで健やかにいられる」と笑った。

 北谷ボウルの真栄城秀美さんは「前原さんはみんなの人気者。世界に紹介されることはうれしい」と話した。