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沖縄・デニー知事「対話のドアを」 安倍首相に1カ月の集中協議を要請 訴訟取り下げも

2019年3月20日 10:53

 【東京】名護市辺野古の新基地建設を巡り、政府が25日にも予定している新たな区域への土砂投入を前に、玉城デニー知事は19日、首相官邸で安倍晋三首相と会談した。知事は、工事中断を求め、1カ月程度の協議の場を設けるよう要請した。知事によると、首相は「普天間飛行場の危険性除去のための辺野古の移設については、さまざまな協議や確認を経て進めている」と正当性を主張し、協議については明確に回答しなかった。会談後、知事が記者団に明かした。

会談前に沖縄県の玉城デニー知事(左)と握手する安倍首相(首相官邸)

 知事は最高裁に上告した岩礁破砕を伴う工事の差し止めを求めた訴訟を取り下げる方針も伝達。埋め立て承認撤回の効力を停止した国土交通相の判断は違法とし、取り消しを求める訴訟については「首相の対応次第で検討する」と伝えた。

 新たな区域への土砂投入について知事は「県民の反発はますます膨らむのではないかと危惧している」と述べた。岩礁破砕を伴う工事の差し止めを求めた訴訟を取り下げる方針を示したことについては、「対話のドアを開いてもらうためには、県側も訴訟合戦ではなくて環境づくりに努めたい」と説明した。

 1カ月の協議の場について首相は回答しなかったが「折を見てこういう話し合いをさせてもらえれば」と返答。ただ、翁長雄志前県政とも工事を中断して協議したが、結果として再開することになったとも述べたという。

 両氏の会談は1日以来で、知事就任後4度目。1日の会談では、知事が2月の県民投票で辺野古の埋め立て反対が7割超となった結果を通知し、新基地建設を断念するよう求めたが、平行線だった。

 知事は国と県、宜野湾市の3者でつくる「普天間飛行場負担軽減推進会議」開催も要請し、首相は「日程を調整している」と回答した。

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